星新一「人民は弱し 官吏は強し」
星新一「人民は弱し 官吏は強し」(新潮文庫)を読んだ。
星新一の父、星一の伝記である。
アメリカ留学から帰国した星一は、製薬会社を興した。
独創的なアイデアでそれまで輸入に頼っていたモルヒネやコカインの国内生産に成功し、会社の業績はどんどん伸びる。
だが、それを心よく思わない同業者や、同業者が裏から手を回した政治家、官僚からことごとく邪魔され、あげくには何も悪いことをしていないのに、刑事裁判の被告となってしまう。
しかし、星新一は、決して父の敵対者たちをあしざまにののしることなく、たんたんと事実だけを述べていく。
かくて、星一をいじめた者たちは、悪名を永遠に書物のうえに残すことになった。
ペンは、官吏よりも強し。めでたし、めでたし。
あとは、「ふたりはプリキュア Max Heart」、「悩みがぶっ飛ぶ!ひかりを結ぶみんなの絆」を見た。
だんだん、ひかりちゃんの喜怒哀楽がでてきてグッド。
まあ、予想は出来たけどアカネさんもたこ焼き屋やめなかったし。
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コメント
>ベイビーロマンスさま
星製薬は、今でも名前を替えて残ってるんですよね。
でも、星新一が実業界にいかなっくってよかったなあ。
投稿: 不労児 | 2005/03/29 23:01
いま星製薬のような会社があったら株価はうなぎ登りでしょうね
投稿: ベイビーロマンス | 2005/03/29 00:49