「電波男」はオタクのバイブルだ
本田透「電波男」を読んだ。
すばらしい。これこそオタク界の「人間革命」だ。
って、読んでねえよ池田大作先生の本。
これを読めばオタクは、みんな救われるぜ!
本田先生(先生と呼ばせてください)によると、しょせん、現在の恋愛結婚して子供育てた奴が勝ち組なんて考え方は、それで金が儲かる資本家やマスコミや電通が考えたことなんだと。
たしかにオタクが増えたら困るよなー、そういう奴らは。
ひきこもって働らかねーわ、安い服しか着ねーわ、おしゃれなところで食事はしねーわじゃ、資本主義は機能しませんって。
だから、本田先生によると「電車男」はそのような連中が作った、オタクを現実恋愛に引き戻そうとする悪の書らしいぞ。
おれもひそかに、厚生労働省と電通があまりの少子化におそれをなして仕組んだプロジェクトじゃねーかと思っているんだが。
調査しろよ!公安9課。
ってあれも政府側かしょせん。
で女にもてないオタクは、現実の女なんかほっといて、二次元美少女との脳内妄想恋愛に生きろとのありがたいお言葉。
うーん、おれが日頃考えていたことを、文章にしてくれました。パチパチパチ(拍手)
さらに、先生は「萌えこそ世界を救う」、「萌えオタクこそ勝ち組」と次々とありがたいご託宣を述べられるのであった。
まさに、これこそオタクパッシングに対する反撃の書であり、新しい人生哲学の書である。
しかし、先生がこんな人間になってしまったのには訳がある。
先生の人生が語られるあとがきは、涙なくしては読めませんぜ、だんな。
いやあ、この思想が蔓延した日にはますます増えますなあ、負け犬女。
ご愁傷様。
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コメント
Amazonの“あわせて買いたい”の「妹・コレクション」ってどんな本なんでしょう?
投稿: ゴールデンキラー | 2005/05/04 00:52