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2005/06/30

2時間ドラマのルーツはこれだ

松本清張「点と線」(新潮文庫)を読んだ。

最後は崖で終わるのかよ。
2時間ドラマの真似してんじゃねーよ!
おっと、この小説は、昭和34年に出てたのね。

新婚早々夫が失踪し、その謎を新妻が追い求める。
すると夫の隠された過去が、徐々に浮かび上がってくる。
こわいですね。どきどきしますね。
松本清張は、風俗を描きながら、古びていない。
ストーリーの骨格が優れている証拠である。

点と線
松本 清張
4101109184

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2005/06/29

「冲方式ストーリー創作塾」

冲方丁「冲方式ストーリー創作塾」(宝島社)を読んだ。
作家冲方丁が自作「マルドゥック・スクランブル」、「カオスレギオン」、「蒼穹のファフナー」を教材として、小説の書き方を教えてくれる本。
基本のアイデアから、どうやって小説にふくらませていくかがよくわかる。
これほどわかりやすい小説の書き方の入門書ってなかったんではなかろうか。
大作家の人たちの「文章読本」みたいな本は、どうも敷居が高いもんね。

特に最後の章に「意外性がない」、「感情移入できない」などと言われたときの対処法がいろいろ書かれていて参考になる。
さあ。おれも小説書くかなあ。

冲方式ストーリー創作塾
冲方 丁
4796646582

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2005/06/28

セカチューより泣ける「雪の女王」

NHKアニメ「雪の女王」、第6話「えんどう豆と少女」を見た。

病弱な少女とその子に薬を買い与えるために朝から晩まで働き詰めの母親。
少女は、夢見る。春になり窓辺の鉢にえんどう豆の芽が出て、やがてそれが大きくなれば、母親はその実を売ってもう働かなくてもいいくらい豊かになると。

なんとも泣かせる話ではないか。
この今回だけ登場の病弱な少女、リーネちゃんがかわいいのである。
そして最後に幸せになってくれて、おじさんはとてもうれしいのである。

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2005/06/26

「ウルトラマンネクサス」最終回

「ウルトラマンネクサス」ついに最終回かあ。
「ウルトラマンコスモス」は、3話で挫折しちまったのに、コンプリートで見ちゃったぜ。

しかし、最終回が孤門VS石堀ですか?
地味すぎる。

それに、どう見てもダークメフィストがお似合いの副隊長が、ウルトラマンになっちゃうとは。
意外性の連続で面白かった。
どうせなら、ウルトラマンAみたいに孤門君と副隊長が力を合わせて二人で変身して欲しかったぞ。
でも一番感動したのは、和倉隊長が一人で「出動!」って絶叫しながら出撃していくシーンですよ。
あとは、特攻してお亡くなりになってくれれば、子供たちに強い印象を残せたのに。

いろんな謎をもったいぶらずに、わかりやすくどんどん説明しちゃえば、もうちょっと子供たちも見てくれたんでしょうが。
まあ、大きなお友達にはそれなりに楽しめた作品でした。
あとは、平木隊員のグラビア系への進出を期待します。

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2005/06/24

小説版「蒼穹のファフナー」

「蒼穹のファフナー」(電撃文庫)を読んだ。
著者は好き勝手に書いたとは言ってますが、基本線のストーリーはアニメ版と変わってない。
でもアニメ版を1巻でまとめるのはさすがに無理なので、途中までで終わっている。
アニメを見てない人が楽しめるかどうかというと、それなりに楽しめるんじゃないでしょうか。
冲方丁は、若手作家のなかでも文章力が抜群だから、文章にリズム感があってスラスラ読める。
離島で中学生活を送っていた主人公が突然戦争に巻き込まれていく。
そのなかで変わっていく自分と回りのひとびと。
それをとても丁寧に描いていく。
できれば、アニメ版のラストまで小説化してほしかった。

蒼穹のファフナー
冲方 丁
4840229112

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2005/06/23

甲賀忍法帖

山田風太郎「甲賀忍法帖」を読んだ。
なんか突然「甲賀忍法帖」ブームだなあ。
マンガ「バジリスク」とか映画「SHINOBI」とか。
映画「SHINOBI」は、オダギリジョーと仲間由紀恵が主演かあ。
あんまり立派に映画にされてもなあ。
風太郎忍法帖はVシネマあたりで、エッチに映像化してほしいもんです。

そんでもって、小説の方なんですがやっぱり面白いですね。
まあ、世の中には他にも替わりがいるって小説家はたくさんいますが、風太郎先生の替わりはいません。
あのイマジネーションと文章のスピード感。
やっぱり天才です!

甲賀忍法帖―山田風太郎忍法帖〈1〉
山田 風太郎
4062639440

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2005/06/20

「大岡越前」最終回の特撮濃度

まあ、レギュラーからして特撮度が高かった訳だが。
大岡越前の家来が富田翔(アバレブルー)、大岡家の門番が奥村公延。

そんで今回だけ出演したのが倉田てつを(仮面ライダーBLACK)あにいですよ。
下手人と疑われる男の兄役ですよ。
あいかわらず、かっこいいですなあ。

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2005/06/19

「ミリオンダラー・ベイビー」

昨日映画「ミリオンダラー・ベイビー」を見た。
傑作じゃないですか。
いつの間にか巨匠になってしまいましたなあ、クリント・イーストウッド。
週刊文春で小林信彦が絶賛していたので、どうしても劇場で見たかったんだよねえ。

人生の奥深さを教えてくれる映画だ。
私にはボクシングしかないんだとがむしゃらにがんばる女(ヒラリー・スワンク)と彼女と組むことになった老トレーナー(クリント・イーストウッド)。それを見守る、元ボクサーで今はジムの雑用係の男(モーガン・フリーマン)。
過去の失敗を今も悔い続ける老トレーナーは、いつの間にか女ボクサーの育成に夢中になり、二人の間には家族以上の絆が結ばれていく。
後半は、涙無くしては見れない。
クリント・イーストウッドの洞察力の鋭さが感じられる映画である。
ただ、非常に重い映画なので、見た後はぐったりするかも。

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2005/06/18

「アマゾン・ドットコムの光と影」

横田増生「アマゾン・ドットコムの光と影」(情報センター出版局)を読んだ。
元物流業界紙記者である著者が、アマゾンの物流センターに2003年11月から2004年3月までバイトとして働いた際の潜入ルポ。
なるほど、こういう仕組みで本が24時間以内に発送されるのかというのがよく分かる。
その影には、アルバイトの人たちの過酷な労働があったのだ。
倉庫内には、冬でも暖房はなく、ピッキングと呼ばれる本探し担当のアルバイトのノルマは、一分間に三冊!
しかもいくら熟練したところで昇給はなし。
著者は、そういうアルバイトたちに質問する。
アルバイトするまでに、アマゾンを利用したことがあるか?
買ったことがあると返答したアルバイトは、一人もいなかったそうである。

著者は、職場としてのアマゾンには、不満を抱きながらも、利用者としてはどんどん好きになっていく。
まあ、おれもアマゾンは大好きだ。
リアル書店も嫌いではないが、書店まで行って欲しい本がなかったときの徒労感と、無駄にした時間への後悔。
それに較べ、アマゾンなら家にいながらにして在庫の有無がわかる。
あなたのお買い上げになった本を買った人は、他にもこんな本を買っていますとか言われると、最初は余計なおせっかいだと思っていたが、いつの間にか慣れてきた。

リアル書店やネット書店の今後についても書かれていて考えさせられる。
アマゾンの売上は、もうすぐリアル書店最大手の丸善や紀伊国屋に並ぶということだ。

アマゾン・ドットコムの創業者のジェフ・ベゾスが目指したのは、「小さな書店」。
客ひとりひとりの好みまで、知りつくしている書店だそうだ。
それは、成功したのか。
アマゾンの売上を見ると成功したと言えそうである。

新聞の書評を読んだらこの本が欲しくなり、リアル書店で探したが見つからず、結局アマゾンで買ってしまいました(笑)

アマゾン・ドット・コムの光と影―潜入ルポ
横田 増生
4795843422

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2005/06/17

野尻抱介「太陽の簒奪者」

野尻抱介「太陽の簒奪者」(ハヤカワ文庫)を読んだ。
ハードSFって裏表紙に書いてあったんで、おっかなびっくり読んだんだが、面白いじゃないの。
文系のおれでも、楽しめました。
ファーストコンタクトものです。
突然太陽にリングが出来て、日照量が減り地球に大被害が及ぶ。
これを作ったものの正体と目的は何?ってことで話が進んでいく。
だいたい途中で三回ぐらい、びっくりさせられる。
ただ、主人公の女性がいまどき化石かと思えるくらい、清純なのがね。
かといって薄っぺらいわけではないのだが。
作者が主人公を描くんでいっぱいいっぱいで他に魅力的キャラが出てこない。
それでも面白いんだからいいか。

太陽の簒奪者
野尻 抱介
4150307873

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2005/06/14

あいつなりの鬼らしさってとこだな

仮面ライダー響鬼、二十之巻「清める音」を見た。

轟鬼が戦闘終了後烈雷をかき鳴らしていたのは、お清めの意味だったのか。
それにしても、ザンキさんとのコンビ復活が本当にうれしそうだった。
わたしだけでしょうか?
あの二人からやおい臭を感じるのは。わたしだけ?
と文章もだいたひかる調になってしまうじゃありませんか。

明日夢君も知らず知らずのうちに猛士の組織に組み入れられていくのね。

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2005/06/12

戦車男?戦国自衛隊1549

昨日映画「戦国自衛隊1549」を見てきた。

ネタばれもあるんで見てない人は、注意!
さらに前の「戦国自衛隊」についてもネタばれあり。

まあ、「電車男」なわけですよ。現代では、居酒屋の雇われ店長で夢も希望も彼女もいない元自衛隊員江口洋介が、自衛隊からの協力要請を受けて過去に行ったら、その部隊の鈴木京香とたまたま心が通じ合い、彼女を守るためにがんばる。
オタクも自衛隊も女と縁がないという点では、似たようなものか。
女性自衛隊員も増えてはいるとは、江口洋介はいた部隊が悪かった、
鹿賀丈史率いる精鋭部隊に入っちゃったもんだから、女っ気がぜんぜんないのである。
だが江口洋介は、その部隊で理想に燃えてがんばっていたんだが、上からの命令でその部隊が解散。
江口もそれを機に自衛隊を去る。

そしたら、その元上司の鹿賀丈史率いる部隊が過去に行っちゃったっというんで、なぜか江口にお呼びがかかるんである。
なんか昔鹿賀丈史が組んだシミュレーションを突破できたのが江口だけだからという理由なんだが。
まあ、この辺は、冒険もののセオリーどおり。
一度挫折した男が、男としてのプライドを取り戻すために戦うというよく使われるアレなわけである。
特に福井晴敏は、このパターンが大好きだ。
というかこのパターンでしか小説を書いてない気がする。
で、お呼びに行ったのが鈴木京香だったから、一度は断ったものの結局行くことになってしまうのである。
なんか、過去から来た武士の北村一輝の説得で行くことに決めたように見えなくもないが、どうせ江口は鈴木京香が最初に店に訪れたときからぐらっときていたに違いないのである。

そんでもって過去に行って、いろいろ起こるわけなのだが期待していた、自衛隊の近代兵器VS騎馬兵団というシーンがほとんどないのである。
というか、騎馬兵団に追われて自衛隊の戦車や車両は逃げているだけ。
やはり、馬に乗れる役者やエキストラが減ってしまった今では、そんな迫力あるシーンを求めても無理なのか。
最後のクライマックスが城の中の戦いでは、「戦国自衛隊」にした意味ないじゃん。

クライマックスの戦闘シーン、ストーリーとも前作の「戦国自衛隊」の方が上だなあ。
特に前作は自衛隊内部で、仲間割れが起こるのがいい。
近代兵器を使って殺人や略奪を繰り返す部下渡瀬恒彦を、殺しに向かう千葉真一。
渡瀬を罠にかけて殺し、ヘリで去っていく千葉真一、そこにかぶる主題歌。
うーんしびれるねえ。男くさいねえ。

今作も、斎藤道三役の伊武雅刀とか、その家臣役の北村一輝とかがんばっている(というか、この二人が一番おいしい役どころ)んだけどねえ。
江口洋介の役者オーラの無さがなあ。
決してつまらなくはないのだが、「自衛隊」側が主役のはずなのにぜんぜん印象が薄いもんなあ、江口洋介。
ということで、監督は悪くない。悪いのは、君だよ、江口洋介。

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2005/06/11

タフの方舟 2 天の果実

待望のジョージ・R・R・マーティンの「タフの方舟 2 天の果実」(ハヤカワ文庫)を読んだ。
あいかわらず、神のごとき力を持つ宇宙船「方舟号」を駆る主人公タフは、あちこちの惑星の問題に首をつっこむ。
そして、その惑星のピンチを救うときもあるし、自分だけ儲けてケツをまくるときもある。
絶対的力を神ではなく個人が持つとどうなるかという、哲学的問題も扱っているが、本質はエンターテイメントであり、そんなことは読んでいるときは、あまり気にはならない。
この巻で一応終わりだが、作者は続きを書いてみたいと言っているようで、いつかは読めるときがくるかもしれない。
ここで終わってしまうには、実に惜しいシリーズだ。

タフの方舟 2天の果実
ジョージ・R・R・マーティン 酒井 昭伸
4150115168

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2005/06/09

アニメ>>>>サッカー

まあ、オタクにとっては北朝鮮戦なんてどうでもいいわけで。
見ないで、録画しといた「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」の「草迷宮」を見てました。

30分とは思えない濃密な一品でいい映画を見ているような感じにさせてくれた。
片手で折った折鶴を残して立ち去っていく少佐の気持ちを思うとジーンとくるね。

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2005/06/06

ザンキさん、キタ━━(゚∀゚)━━ !!!!!

仮面ライダー響鬼、十九之巻「かき鳴らす戦士」を見た。

ザンキさん、帰ってきてくれたんですかー!
そのまま、番組からフェードアウトしちゃうんじゃないかと心配してたんですよ。
来週はどうか戸田山くんにビシッと言ってやってください。
あんまりディスクアニマルを乱暴にあつかうなと。

ヒビキさんは、地道にバイクの練習をしてたんですね。

今週は「たちばな」でバイトしていた明日夢くんが戸田山さんとはじめてあったり、ザンキさんと再会したりと出会いがどんどん広がっていくのが面白かった。もっちーと戸田山さんがいとこだということにもおどろかされていたし。
しかし明日夢君、左卜全を知っているとは、アンタ何歳?
はやくも来週が楽しみなのであります。

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2005/06/01

「∀ガンダム」は「姑獲鳥の夏」だ!

チャリンコをこいでいたら閃いてしまったのである。
「∀ガンダム」って京極夏彦の「姑獲鳥の夏」じゃんと。
なんか∀を見終わったあとに、心のなかにあったもやもやがやっとすっきりしたYO!

見てない人や読んでない人もいるんで詳しく書かないが。

目は確かに物事を写真のように見ているかもしれない。
しかし、その情報が脳に伝達されたとたん、見たいと思うものがより見えるし、見たくないものが見えなくなるように修正されてしまうのだろう。
だから好きになった子は、実際よりかわいく見えているんだろう。
そうすると、鏡に写ったおれの顔って、こうあって欲しいというおれの願望が反映された顔なわけ?
それであの程度ってことは、他の人が見てるおれの顔って?
ガクガク(((( ;゚Д゚))))ブルブル

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