「これが僕の回答である。1995-2004」
押井守「これが僕の回答である。1995-2004」(インフォバーン)を読んだ。
押井守が「ワイアード」、「サイゾー」などの雑誌に連載していたエッセイ。
でも語り下しって帯に書いてあるから、自分で原稿を書いたわけではないのか。
自分が業界に入ったときの師匠のこととか、「アヴァロン」、「イノセンス」などの製作裏話や、自身の映画観など興味深いネタについて語っている。
氏は、高校生のころはSF作家になりたかったそうで、
「実際、現在の僕がもっている基本的な人間観や世界観は、中高生の頃に読み漁ったSF小説を通して培われたものが大きい」
と語っている。
おれも中高生のときは、似たような生活を送っていたはずだが、なんでクリエーターになれなかったんだ!
ともかく監督になるならたくさん映画を見て、たくさん本を読んでいるのは基本だそうで、最近業界に入ってくるのは、アニメしか見てこなかったやつばかりで、そんなやつらに自分の地位を奪われる脅威は、さらさら感じないそうである。
ここまで言わせといていいんでしょうか?
おれも押井守は尊敬しているけど、威勢のいい新人がどんどん出てくるのを期待したいものである。
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