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2005/12/14

「奴の小万と呼ばれた女」

奴の小万と呼ばれた女
松井 今朝子
4062737302

松井今朝子「奴の小万と呼ばれた女」(講談社文庫)を読んだ。

時代小説版「風と共に去りぬ」?か。
まあ、わがまま女の一代記ですか。
でもなんかおれはこっちの方が好きだなあ。
江戸時代の大阪で大店の娘として生まれながら、破天荒な人生を歩んだ実在の人物「三好正慶尼」に材を得て書かれた小説である。
主人公お雪は、女だてらに柔道を習って喧嘩をするわ、スリを捕まえてボコボコにするわ、派手な衣装で町中を闊歩するわでたちまち大阪の有名人になってしまい、ついには人形浄瑠璃や歌舞伎で上演されるまでになる。
ふつうに結婚してほしいと願う祖母や兄の願いを聞き入れず勝手きままに生きていく。
制約が多かった江戸時代によくぞここまで好き勝手に生きられたもんだなと、感心させられた。
それでいて一本筋が通った人生。
この女性がどんな最期を迎えるかは読んでのお楽しみである。

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