村上春樹VS安原顕
文芸春秋四月号に載った村上春樹「ある編集者の生と死 安原顕氏のこと」を読んだ。
テレビでも取り上げられた村上春樹の生原稿流出事件の経緯に興味があったからだ。
だが記事を読んでよくわからない部分がある。
村上春樹は、安原顕のことを友人だと思っていたという。
しかし、ある日突然彼の態度が豹変して、村上春樹のことを罵倒しはじめた。
そして村上春樹自身その原因に思いあたらないという。
安原顕は、生前自分のことを天才とよく言っていたが、こういう人物は小心者が多い。
なかなかサラリーマンをやめられなかったことでも、それがよくわかる。
たしかに氏は天才だったかもしれないが、お金にもどん欲だったのだろう。
そして、取り返しのつかない汚点を残した。
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