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2006/10/02

新田次郎「孤高の人」

孤高の人 (上巻)
新田 次郎
4101122032

新田次郎「孤高の人」を読んだ。
実在の登山家、加藤文太郎を描いた小説である。
登山が金持ちの道楽であった昭和初期において、会社に勤めながら山に登る社会人登山家の魁となった人である。
神港造船所の技術研修生時代に登山に目覚めた彼は、会社に入社するなり将来ヒマラヤに行くために貯金をはじめてしまうぐらい、山のことしか考えてない人なのである。
そして、みんなが遠慮してなかなか取りづらい有給休暇を全て使って、冬山登山をするのである。
会社の上司も、加藤君ならしょうがないと許してくれる。
それは彼がふだん、誰よりも早く出社し人一倍仕事にも精をだしているからでもある。
このへん、バンド(演劇でもいいが)活動に支障が出るから、正社員にはなれないとか言ってちゃらちゃらしている、お兄ちゃんたちにも見習ってほしいところである。
また、ヒマラヤ貯金のため服は買わないし、同僚との飲み会にも参加しない。当然女にももてない。
まさしく孤高の人なのである。
しかし、その生き方はあきれるほどすがすがしい。
彼の視線の先には、常にヒマラヤという大きな目標があるからである。
その脇目もふらない生き方は、何かをやりとげたいと思っている人には、とても参考になるだろう。

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