小説の読み書き
小説の読み書き
佐藤 正午
佐藤正午「小説の読み書き」(岩波新書)
佐藤正午が若いときに読んだ小説を中年になって読み返して感じたことを書いた本である。
小説家の視点から、書き出しについてや文章について、気になったことをいろいろ書いてある。
一般人があまり気にしないようなことも、小説家にとっては気にかかるのだということがわかる。
夏目漱石「こころ」、武者小路実篤「友情」、太宰治「人間失格」などについて書かれている。
小説を書こうと思っている人間には、なにかしらヒントを与えてくれる本である。
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