漱石「こころ」の先生もニートだった
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予備校生のとき読んで以来久々に夏目漱石の「こころ」を読んだ。
ほとんど内容を忘れていたが、語り手の「私」が「先生」と呼んでいるものだから、先生かと思っていたが、「先生」は実はニートだったんだなあ。
しかも、東京帝国大学を卒業しながら、過去のトラウマにとらわれて、すっかり無気力人間になってしまったという設定。
さすがに親にパラサイトはしてないものの、親の残した遺産で何不自由ない生活。
しかも、きれいな奥さんと結婚までしていて、読書三昧の日々。
まさにおれの理想のような生活。
しかも、語り手の「私」にしても、東大を卒業したものの職無し。
まあ、卒業前に就職活動してないんだから当たり前だが。
もうすぐ死にそうなお父さんに、大学まで出してやったんだから、一人前になっておくれと言われてしまう始末。
さすが漱石先生、90年以上も前に日本がニートだらけになることを見とおしていたすばらしい先見性。
自分の感情に自分が傷つく若者を描いた傑作である。
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