出版文化の終焉
神田古本祭りに行ってきた。
しかし、客が少なすぎる。
金曜日の午後6時で雨も降ってないのにこの程度って印象。
昔は古本祭りというと歩くのに難儀するほどの黒山の人だかりだったものだが。
「読売ウィークリー」、「マミイ」など雑誌もどんどん休刊するみたいだし、そして誰も本を読まなくなったってことなんだろうなあ。
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神田古本祭りに行ってきた。
しかし、客が少なすぎる。
金曜日の午後6時で雨も降ってないのにこの程度って印象。
昔は古本祭りというと歩くのに難儀するほどの黒山の人だかりだったものだが。
「読売ウィークリー」、「マミイ」など雑誌もどんどん休刊するみたいだし、そして誰も本を読まなくなったってことなんだろうなあ。
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藤沢周平「ふるさとへ廻る六部は」(新潮文庫)を読んだ。
著者の晩年に出版されたエッセイ集である。
特に「出発点だった受賞」という文章を読んで考えさせられた。
四十歳前後のころの著者は、「小説にでもすがらなければ立つ瀬がないような現実も抱えていた。せめて新人賞に夢を託すようなことが必要だったのである」という状況だった。
何だかとてもわかるような気がする。
四十ぐらいになると、自分の未来はだいたい見えてくる。
見たくなくても、見えてくる。
それでも何か希望が欲しいのだ。
そして藤沢周平は、見事小説の新人賞を受賞して作家になった。
もし、彼がそのまま業界紙記者というサラリーマンのまま生きていたらどうだったろう。
どこかで壊れてしまったのではなかろうかと思わずにいられないのである。
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NHKのドラマ「だんだん」をつまらないと思いつつたまに見てしまう。
双子(マナカナ)が訳あって、別々に育てられ18歳で再会する。
最初は出生の秘密でひっぱるのかと思ったが、あっさりそれは分かってしまう。
もっと韓国ドラマみたいにあざとくいけばいいのに。
普通、出生の秘密、難病、三角関係、記憶喪失、貧乏とこのうち三つくらいはセットになってるからね、あっちじゃ。
でなんかイケメン君が出てるけど見覚えあるなあと思ったら、「魔弾戦記リュウケンドー」の鳴神剣二役の山口翔悟じゃないの。
最近の特撮スターは出世が早いね。
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今日本で一番面白い読み物は、WEB本の雑誌で連載中のケン46氏の「店長の星」だろう。
都内のそこそこのチェーン系書店B店から売り上げはB店の3分の1か4分の1ぐらいという、郊外型ダメダメ店舗A店に転勤を命じられたケン46氏の奮闘を描く、書店ドキュメンタリー。
なるほど、書店の裏側とはこういう風になっていて、そこで働く書店員はこんなことを考えているのかと勉強になる。
しかし、並んでいる本の表紙は焼けていて、書棚には虫の死骸があるとか、ひどすぎるよA店。
もちろんケン46氏が最初にやったのは掃除なんだけど、こんな調子で売り上げ伸びるのかよと読んでいるこっちが心配になってくる。
ともかくこの連載からは目がはなせない。
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テキサス・チェーンソー
ジェシカ・ビール, エリック・バルフォー, ジョナサン・タッカー, マーカス・ニスペル
映画「テキサス・チェーンソー」を見た。
皮膚病でキモメンになってしまった男が殺人鬼となり、チェーンソーを振り回し、拉致した人間の生皮を剥ぐ。
しかも家族ぐるみで人間を罠にはめ、自宅のボイラー室につれこみ監禁する。
キモメン男(レザーフェイス)のおっかさんがはなつセリフが秀逸。
「お前みたいな女がうちの息子をあざわらうんだ」
うーん、このおっかさんに最優秀セリフ賞をあげてくれ。
そうです、ああいうビッチ女がおれたちにわざと聞こえるように「キモイ」とかいうんですよ。
違った、今「い」抜き言葉がはやってるから正確には「キモッ!」です。
おれなんか完全にレザーフェイスの気持ちになって見ちゃいました。
おれも面と向かって「キモッ」って言ったあの女をぶっ殺してぇです。
チェーンソーで。
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映画「劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン」を見た。
良太郎役の佐藤健が売れっ子になってしまったものだから、スケジュール調整の都合か出番が少ない。
代わりに良太郎の孫の新キャラ幸太郎(桜田通)を登場させた訳だが…。
しかも敵キャラが松村雄基と神田沙也加ですと。
そんなに金がないんすか東映?
やっぱり毎年夏のライダー劇場版のときは、おれたち大人オタクは、5回ぐらいリピートで見て東映にお布施をせよということですな。
悪くはなかったんですが、電王最後の映画なんだからなんとかならなかったんですか。
もうすこしサプライズが欲しかった気がします。
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「次郎長三国志 第三部 次郎長と石松」を見た。
すばらしい喪男映画だ。
三五郎(小泉博)を助けたことから、いっしょに旅をすることになった石松(森繁久彌)。
泊まった宿の博打場で壷を振っていたお仲さんに一目ぼれ。
酔ったお仲さんにあんたのこと好きよと言われたものだから、すっかり舞い上がってしまう。
しかし、お仲さんは酒に酔うと惚れっぽくなってしまうクセがあるだけで、本当は石松のことなんか好きではない。
いっしょに旅に出るという石松をだますために、ある作戦を思いつく。
ひゃー、やっぱり女はおっかねー。
それにひきかえ次郎長親分は、賭場開帳の罪で牢屋に入れられる。
いばりちらす、牢名主に最初はだまっていたものの…。
いよいよ面白くなってきた「次郎長三国志」。
いいもの残してくれましたマキノ監督。
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娯楽としての浪曲というものに親しんだ最後の世代がおれたちぐらいの世代かもしれない。
テレビがあったとはいえ、まだまだ娯楽が少なかった時代。
よく親父といっしょにラジオから流れる浪曲を聞いていたものだった。
なかでも「清水次郎長伝」は人気があるのかよくやっていた。
「食いねぇ、食いねぇ、スシ食いねぇ」のフレーズは子供もよくマネをしたものである。
さて「次郎長三国志」といっても、マキノ雅彦版でなくマキノ雅弘版の方である。
とりあえず、「次郎長賣出す」と「次郎長初旅」まで見てみた。
第一部である「次郎長賣出す」では、子分が次郎長の元に集まる過程を描いているので、あまり盛り上がらないが、第二部「次郎長初旅」は、いろいろドラマがあって面白い。
特に「次郎長初旅」の最後に登場する森の石松役の森繁久彌からは、オーラが出ていて完全に回りの役者を食ってしまっている。
ここから面白くなっていきそうなので、じっくり見てみたい。
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谷川健一・中瀬喜陽・南方文枝「素顔の南方熊楠」(朝日文庫)を読了。
南方熊楠本人の本は、読んだことがないくせに評伝はたくさん読んでいるおれ。
これほど奇人なのにちゃんと業績も残しているのはすごい。
世間体なんか気にせず我が道を行く人間って好きだ。
これで、結婚してなければもっと好きなんだけどなあ。
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主演が吉沢明歩なんで行っちゃいそうだけど。
ポレポレ東中野で一週間のみ上映。
しかもレイトショーのみかよ。
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