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2008/12/07

<後期高齢者>の生活と意見

「後期高齢者」の生活と意見 (文春文庫)「後期高齢者」の生活と意見 (文春文庫)
小林 信彦

文藝春秋 2008-12-04
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小林信彦「<後期高齢者>の生活と意見」(文春文庫)を読んだ。

小林信彦が怒っている。
何に怒っているかというと、健康保険制度改革についてである。
小林信彦は、去年の12月に75歳になってしまったので、後期高齢者医療保険の対象となってしまったのだ。
その保険料の額がなんと年額約20万円という。
小林信彦は国民年金受給者なのだが、その支給額は介護保険料を天引きされて年額約70万円。
その負担の大きさがわかろう。

ということは、国の言いたいことはお前ら老人になっても元気なうちは働け。
働けなくなったら自殺しろということなのだろう。
これが、経済大国とか言われている国の実体なのか。

しかし、東大出た天才官僚たちがよってたかってこの程度の愚作しか考えつかんとはねえ。
とりあえず、医療保険制度改革改悪を成し遂げてくれた小泉竹中コンビに感謝。
この前の衆議院選で自民公明に騙されて投票した人は死んでくれ、まじで。

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コメント

最近高齢になってもアルバイトをしている人をよく目にするようになりました。
スーパーの駐車場の誘導員とか、軽自動車による宅配便とか。
彼らがいきいきと働いているならともかく、俺の目にはやっと働いているようにしか見えません。
彼らには、倒れるまで働くしか選択肢がないのでしょう。

投稿: 不労児 | 2008/12/08 22:15

確かに、今、医療技術が発達してきたので、平均寿命長くなってきましたから、結構お歳取られても働く人もいるのかなと思いますけど、でも、この日記を読んで、長寿の理由は医療技術ではなくて、国のこういった政策の陰で、お年寄りが必死に生なければいけない結果なのかと思ってしまいました。

社会制度、きちんとしたもの作って欲しいものです。これでは、お年寄りも大変だし、若い人にとっても仕事が見つからないなど、問題あると思います。

投稿: | 2008/12/08 09:54

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