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2009/02/07

城のなかの人

城のなかの人 (角川文庫)
星 新一
4041303265

星新一「城のなかの人」(角川文庫)を読んだ。

そうか、星新一は時代小説も書いていたのか。
おれはゆるい星新一ファンなので知らなかったぞ。
5編をおさめる短編集なのだがどの話もいい。
なかでも豊臣秀頼を主人公にした「城のなかの人」、小栗上野介忠順を主人公にした「はんぱもの維新」がいい。
純粋ゆえに時代に翻弄され、なす術なく滅んでゆく豊臣家総裁秀頼。
頭がよすぎ、器用すぎるため要職をまかされ幕府のためにつくすも、最後に迎えた将軍慶喜が臆病者だったため、勝てる戦をやらせてもらえなかった小栗上野介。
淡々としたリズムのいい文章が浮き彫りにするそれぞれの人物像。
SF、ノンフィクション、時代小説と何を書かせてもうまい。
星新一こそ天性の作家なのだろう。

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コメント

とても読みやすいので、時代小説が苦手の人でもスラスラ読めます。
星新一ファンにもそうでない人にもぜひ読んでもらいたいです。

投稿: 不労児 | 2009/02/10 23:09

えっ、星新一が時代モノ?
彼の淡々とした無機質な文章の表現の仕方は、SF向きとばかり思ってましたが。
これは面白そうです。

投稿: | 2009/02/08 11:12

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