偏愛文学館
偏愛文学館 (講談社文庫)
倉橋 由美子
倉橋由美子「偏愛文学館」(講談社文庫)を読んだ。
著者によると偏愛の条件とは、再読できることだという。
なので、この文章を書くにあたって再読をしたそうだ。
そして明治以後の日本文学では、吉田健一の全著作のほかは偏愛(再読)するに値する本は非常に少ないと書いている。
それだけにこの本に紹介されている本はぜひ読まなければという気になる。
特に北杜夫の「楡家の人びと」は、無人島に一冊だけ持っていく本は?と聞かれたときの最有力候補だそうである。
えてして書評本というのは、書評の方が面白く実際読んでみるとそれほどではなかったというケースが多いが、倉橋由美子なら信用できそうだ。
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コメント
ぜひ読んでくださいませm(_ _)m
投稿: 不労児 | 2009/02/19 23:03
あっこれ面白そうです。
仕事が楽になったら読んでみます。
投稿: | 2009/02/18 02:03