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2009/05/29

松本清張傑作短編コレクション 下

松本清張傑作短篇コレクション〈下〉 (文春文庫)
宮部 みゆき
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「松本清張傑作短編セレクション 下」(文春文庫)を読んだ。

松本清張は、食わず嫌いでほとんど読んでいない。
このシリーズの上中下と読んできて、もっと読まなきゃいかんと思った。

この下巻に収録された短編もどれも面白い。
特に「西郷札」がいい。
西南戦争の薩軍の生き残りの主人公が数奇な運命をたどる。
主人公、生き別れの義妹、その夫の高級官僚それぞれの描写がうまい。

松本清張未読の人は、宮部みゆき責任編集のこのシリーズ当たりから入門したらいいだろう。

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2009/05/24

まだブルーレイディスコじゃないの?

Panasonic DIGA 地上・BS・110度CSデジタルハイビジョンチューナー搭載 ブルーレイディスクレコーダー HDD500GB DMR-BW850
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矢沢永吉に言われたときには、腹がたたなかったが、モモタロスに言われて急にブルーレイ環境に移行したくなった。
今まで東芝RDシリーズしか使ってこなかったんで、東芝がブルーレイを出してくれれば一番いいんだが、たぶん東芝はブルーレイはパスして、次世代ディスクにいっちゃうんだろうなあ。
一応今買おうと思っているのは、PANASONICのDIGA DMR-BW850。
しかし、まだ10万円以上するんだよね。
もう1年ぐらい様子を見たほうがいいのかも。

どうせ古い映画と特撮ばっか見てるんだから、DVDでいいんだけどね。
リマスターしても画質はたかが知れてるし。

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2009/05/18

偏屈老人の銀幕茫々

偏屈老人の銀幕茫々
石堂 淑朗
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石堂淑朗「偏屈老人の銀幕茫々」(筑摩書房)を読んだ。

面白い。
もうこれが最後の著作になるだろうということで、書きたいほうだい。
登場するのは、脚本家としていっしょに組んで仕事をした今村昌平、浦山桐郎、大島渚、実相寺昭雄、大学の同級生だった種村季弘、藤田敏八、週刊誌のライターだったとき取材した三島由紀夫など錚々たる面々。
大島渚夫人小山昭子が大根女優だとか、木下恵介は教養がないとか、その筆は止まらない。
特に藤田敏八との関係は強烈。
大学時代、著者がひそかに思いを寄せていた女性が藤田敏八に犯されたらしいと知るや、包丁をもって藤田が住んでいた学生寮に殺意をもって乗り込むのである。

あと共感できたのは、ブ男だった著者は、通っていた高校が次の年から共学になると知るや、さっさと退学してしまうところ。
その部分が泣かせる。
「共学になっても、女は誰も口を利いてくれそうにない、俺一人、仲間はずれにされるのではないかと恐怖にうなされはじめたのである」
うらやましい。俺にもこの行動力があれば。
何を間違ったか共学校なんぞに行っちまった俺の地獄の三年間。
ああ、もどれるものなら、中学校ぐらいからやり直したい。

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