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2009/06/13

『こころ』は本当に名作か

『こころ』は本当に名作か―正直者の名作案内 (新潮新書)
小谷野 敦
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小谷野敦「『こころ』は本当に名作か 正直者の名作案内」(新潮新書)を読んだ。

まず日本人必読の名作を挙げ、最後に世評が高い作品は本当に名作なのかを論じている。
日本人必読の名作も、最高峰、トップクラス、二位級と三段階のクラスに分けて紹介されている。
おれは、見事なまでにそこに紹介されている本を読んでいない。
どちらかというと、著者がこれは名作じゃないと言っている作品ばかり好んで読んでいる。
「こころ」とか「罪と罰」とか「グレート・ギャツビー」とか永井荷風に芥川龍之介。
著者は、夏目漱石は母に愛された者には合わない作品群であると言っているが本当にそうだろうか。
おれの考えは違っていて、夏目漱石は田舎者には分からないということだ。
特に田舎から野心満々で上京してきた人間には、あの世界はとうてい理解できないだろうと思う。
あの主人公たちの気持ちは、人を蹴落としてでも自分の幸せを掴みたいという人間にはわからないだろう。
そう考えると、夏目漱石が本当に人々に求められて読まれているのか、単にみんなが名作というからとりあえず読まれているのかよくわからなくなる。
だが、100年後も生き残るのは、太宰でも谷崎でも三島でもなく漱石だと思うのだが。

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