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2012/08/30

シップブレイカー

シップブレイカー (ハヤカワ文庫SF)
パオロ・バチガルピ 鈴木康士

シップブレイカー (ハヤカワ文庫SF)
早川書房 2012-08-23
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パオロ・バチガルピ「シップブレイカー」(ハヤカワ文庫SF)を読んだ。
どちらかというとSF小説というより冒険小説だった。

今より環境破壊が進み、超格差社会となっている近未来のアメリカで、最底辺の貧乏少年と大金持ちのお嬢様が出会ったことから冒険が始まる。
冒険といっても、お嬢様は追われている身なので、主人公ネイラーはそれを守って逃げているだけなのだが。
主人公ネイラーとお嬢様のニタよりも、脇役の方が個性派ぞろいで物語を面白くしている。
ネイラーの父で、酒とドラッグが好きで金のためなら息子を殺すことさえ厭わないリチャード・ロペス。実の子でもないのにネイラーを命がけで守ってくれる、友人ピマの母親サドナ。遺伝子の組み換えで強化された半人、トゥールなど。
終盤は手に汗にぎる展開で、最後もすっきり爽快。
おれは「ねじまき少女」よりこっちの方が好きだなあ。

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2012/08/27

アンドロメダ病原体

アンドロメダ病原体〔新装版〕(ハヤカワ文庫NV)
マイクル・クライトン 浅倉久志

アンドロメダ病原体〔新装版〕(ハヤカワ文庫NV)
早川書房 2012-04-06
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マイクル・クライトン「アンドロメダ病原体」(ハヤカワ文庫NV)を読んだ。

アメリカの人口48人の小さな町が一夜で全滅。
どうやら、町の近くに落ちた人工衛星に謎の生物が付着していたらしい。
あらかじめそのような事態を想定していた軍は、チームに登録していた科学者たちに召集をかけるのだが…

解決方法を見つけなけなければ地球全滅の危機が訪れるということで、物語は緊迫感をもって進むのだが、出てくる人物がどれも魅力がない人物ばかりで、興をそいでいる。
まあ、SFにはありがちなんだけど、今読むとそこがつらいところかもしれない。

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2012/08/17

華氏451度

華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)
レイ ブラッドベリ Ray Bradbury

華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)
早川書房 2008-11
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レイ・ブラッドベリ「華氏451度」(ハヤカワ文庫SF)を読んだ。

最近本屋に人はいないし、電車の中ではみんなスマホに夢中。
もう本なんてなくなるのも時間の問題じゃないの。
この小説の中では、本を持つことが政府によって禁じられているけど、そんなことしなくても誰も本をよまなくなると思う。

主人公モンターグは結婚をしていて、そこそこの生活をしているものの、幸せを実感できないでいる。
妻は、テレビモニターで仲間と会話するのに夢中でかまってくれない。
そんな中、隣に引っ越してきた少女クラリスと知り合い、話すうちに自分の生活に疑問を抱きはじめる。

この小説の中でなぜ政府は書物を禁じたのか。
それは、ものごとを深く考えさせないため、従順な国民を作るためだ。
政府のいいなりになって生きる、それはそれで楽でいいのかもしれないが、その結果が今の日本みたいな、ワーキングプアの大量生産みないなことでいいのだろうか。

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2012/08/08

のぼうの城

のぼうの城 上 (小学館文庫)
和田 竜
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和田竜「のぼうの城」(小学館文庫)を読んだ。

主人公の成田長親の造形がいい。
武士のくせに武芸がだめで馬にも乗れない。
農作業が好きで、手伝いたがるのだが、あまりに不器用すぎて、農民たちに断られる。
家臣からも、領民からものぼう様と呼ばれている。のぼうとは木偶の坊の省略である。

そんな男がわずかな城兵と農民とともに、天下の豊臣軍を相手に籠城戦を繰り広げる。
豊臣軍の総大将は石田三成。

あまりの情けなさに回りのみんながほっとけなくなってしまう魅力が長親にはある。
そして、それだからこそ、家臣たちは思い思いに自己の能力を発揮していく。
項羽と劉邦でいえば、劉邦タイプか。
しかし、こういう男の方が、組織のリーダーとしてはなまじ本人が優秀な男より、業績を上げたりするから、世の中は面白い。

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2012/08/05

劇場版 仮面ライダーフォーゼとゴーバスターズ

映画「特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!」、「仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!」を見てきた。

ゴーバスターズは短いながらもよくまとまってた。

フォーゼはオールド石ノ森ファンには感涙の内容。
だって「キョーダイン」に「大鉄人17」ですぜ。
両方が重要な役で出てくるところがグッド。
それにおれの好きな木下あゆみや長澤奈央も出てきて万々歳だ!

次のライダー、ウィザードもちょこっとだけ顔見せしていた。

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