忍びの国
忍びの国 (新潮文庫) 和田 竜 新潮社 2011-02-26 売り上げランキング : 22724 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
和田竜「忍びの国」(新潮文庫)を読んだ。
児玉清が「すべては今日から」(新潮社)という本の中で絶賛していたので読んでみた。
「のぼうの城」も面白かったがこちらも面白い。
織田信長の次男北畠信雄が伊勢から伊賀に侵攻してくる。
これを迎え撃つのが、いつもは伊賀の国の中で小競り合いをしているが、外敵には一致団結して戦うという盟約がある忍者たち。
その戦いのカギをにぎるのが、伊賀一の凄腕なのに、伊賀で一番やる気のない忍者無門。
この無門の尻をたたくのが、武家の娘でなにごとにも高飛車な態度をとるツンデレ嫁のお国。
大国を前に小国がいかに知恵をしぼって戦うかは「のぼうの城」と同じだが、こちらの小説もひとクセもふたクセもある連中がたくさん出てきて、それぞれキャラが立っているのがすばらしい。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント