極光星群
極光星群 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)
大森 望
東京創元社 2013-06-28
売り上げランキング : 48269
Amazonで詳しく見る by G-Tools
大森望・日下三蔵編「年刊日本SF傑作選 極光星群」(創元SF文庫)を読んだ。
2012年の日本のSFの短編から傑作を集めた短編集。
良かったのは宮内悠介「星間野球」
宇宙ステーションの乗組員二人が、地球へ帰還する権利(交代要員が来ることになり一人だけ帰れる)を賭け、野球盤で勝負をするという話。
野球盤ってあの消える魔球が使えるあのおもちゃの野球盤です。
くだらないながらも、二人が真剣に勝負する様子が描かれていて笑えます。
あと乾緑郎「機巧のイヴ」、高野史緒「百万本の薔薇」あたりが好みです。
もうひとつの楽しみは第4回創元SF短編賞受賞作が載っていること。
今回は宮西建礼「銀河風帆走」。
なんかクラークとか堀晃風のバリバリのハードSFです。
大学生が書いたとは思えない安定感。
すごいです。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント