2022/04/30

宮城谷昌光「三国志」

ゴールデンウィークということで、さすがにみんな出かけまくってんな。

おれはというとコロナ以降はおとなしくしてます。

まあ、趣味がインドア系じゃない人はつらいよね。

ということで宮城谷昌光「三国志」(文春文庫)を読んだ。

日本で出てる三国志の小説は、ほとんど三国志演義を元にしているけど、これは正史を元にしている。

だから、呂布と劉備三兄弟との一騎打ちとか、赤壁で孔明が風を呼び起こしたりとか派手なシーンは一切無く、淡々と進んでいく。

劉備は仁徳の人では無く、いざとなったら、家族も家臣も見捨てて逃げまくる冷たい人だし、孔明も優柔不断でいざいうとき、一歩遅れて、チャンスをのがすし。

実際の三国志はどうだったか知りたい人にはいいんじゃないでしょうか。

でも地味すぎて売れてないみたいだね。

おれが最近買った最終巻の12巻なんて7年前に出たのにまだ、二刷だし。

さて、残りの連休はゲーム「三国志11」でもやりますか。

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2021/06/03

ギッシング短編集

旅行も嫌いで死ぬまでに特に行きたいとこも無い。うまいものにも興味ないのでこのまま一生外食できなくても困らない。

人も嫌いなんで、なんなら一生ステイホームでもいいや。

しかし、よその人ってなんで遊びというと旅行とか飲み会とかなんですかね。

もっと一人でできることをさがした方がいいよ。

おれなんか、読んでない本と見てないDVDを仕事しないで消化しても、死ぬまでに終わりそうもない。

ということで、とりあえず「ギッシング短編集」(岩波文庫)を読んだ。

やはりこの中では「クリストファーソン」だろう。

プータローなのに、奥さんの働いた金で時には食費を削ってまで本を買い漁る男を描いた作品。

そして本を集めすぎた男に、本を捨てるかどうかの決断をせまられる事態がおこる。

いやあ身につまされる話ですね。

そのほかの作品は人生の機微というより理不尽さを描いている作品が多いかな。

 



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2019/12/20

映画秘宝休刊

映画雑誌「映画秘宝」が休刊となるようだ。

発行元の洋泉社が宝島社に合併され解散となるためだそうだ。

昔は毎号買っていたが最近は面白い特集もないのでスルーしていた。

この雑誌で知った面白い映画も多かっただけに残念だが、もう紙媒体はだめみたいだから仕方ないか。

映画の情報もマニアの人のSNSの方が内容が濃かったりするもんね。

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2018/11/14

メカ・サムライ・エンパイア

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2018/09/23

プロジェクト:シャーロック

プロジェクト:シャーロック (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)
大森 望
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大森望・日下三蔵編「年刊SF傑作選 プロジェクト・シャーロック」(創元SF文庫)を読んだ。

2017年に発表されたSF短編の傑作選である。

歳をとるとともにSFを受け付けなくなってきたのか、ファンタジー寄りの作品が面白かったかな。
彩瀬まる「山の同窓会」とか。

創元SF短編賞受賞作の八島游舷「天駆せよ法勝寺」はアイデアと漢字の勝利ですかね。
祈祷の力で九重塔が宇宙に飛んで行っちゃうんですぜ。
その発進シーンが「法勝寺、発進。合掌!」だもんな。
そんでもって佛理学とか佛質とかの当て字が面白い。
ただ、もう少しラストに余韻があると心に残るんだけど。
来年の今ごろは忘れてそうですね。

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2018/01/14

行き先は特異点

行き先は特異点 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)
大森 望
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大森望・日下三蔵編「年刊日本SF傑作選 行き先は特異点」を読んだ。
2016年にいろんな媒体で発表されたSF短編の傑作選。
今回はガーンと叩きのめされそうになる作品が無かったなあ。
もし、スパム・メールが人型だったら、という恐ろしい世界を描いた倉田タカシの「二本の足で」が一番面白かったかな。
第八回創元SF短編賞受賞作、久永実木彦「七十四秒の旋律と孤独」は、過去二年の受賞作より面白かった。

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2017/10/14

巨神計画

巨神計画〈上〉 (創元SF文庫)
シルヴァン・ヌーヴェル 加藤 直之
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シルヴァン・ヌーヴェル「巨神計画」(創元SF文庫)を読んだ。
アメリカの11歳の少女が偶然落ちた穴の中で巨大な金属の手を発見する。驚くべきことにそれは6000年前に地球外の生命体が残していったロボットの一部だと判明。残りのパーツの回収がはじまる。
これだけで、中高年SFファンはノスタルジーを感じて読みたくなってしまうだろう。
最初に手を発見した少女が大人になって物理学者になるまで、この手がいつの間にか興味を失われ倉庫の片隅にねむってたとか、ご都合主義の展開があるものの、読みはじめたらやめられない面白さ。
でも、あれれ、なんか尻切れトンボの終わり方だぞ。
解説を読むとなんと3部作の第1部だったのだ。
これは失敗。読むの早すぎた。次が待ちきれない。

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2017/04/17

さらば栞子さん

ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)
三上 延
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「ビブリア古書堂の事件手帖7 栞子さんと果てない舞台」(メディアワークス文庫)を読んだ。

ついに最終巻ということで感慨深い。
1巻目が出てから6年なのだが、物語の時間では1年しか経っていないのに驚く。
で、テーマがシェイクスピアのファースト・フォリオなのだが、これが今まで出てきた本の中では一番すごい。
なんせ400年近く前に出た本だから、億単位の価値がある。
この本をめぐって、栞子さんと母智恵子が対決することになるというのだから、否が応でも盛り上がる。
そして、栞子さんと大輔の恋愛も盛り上がる。
といってもやっぱり1巻目が一番面白かったかな。
このあと、映画化やアニメ化もあるんでまだまだブームは続くんでしょう。
あと小説の方もスピンオフが出るらしいということが作者あとがきに書かれてます。

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2017/01/27

水の城

水の城―いまだ落城せず 新装版 (祥伝社文庫)
風野 真知雄
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風野真知雄「水の城 いまだ落城せず」(祥伝社文庫)を読んだ。

映画「のぼうの城」で有名になった、豊臣秀吉軍の忍城攻めの話である。
寄せ手の総大将は、石田三成。籠城側の総大将は、成田長親。
この成田長親、人に憎まれないのが取柄といった、これといった長所もない武将なのだが、農民や商人の言うことでも良いと思うことはすぐ採用するなど、人情の機微には通じた武将なのだ。
この男のもと不思議と城内の士気は高まり、攻めづらい沼地に建てられた城という地の利もあり、十倍以上の兵力で攻めてくる豊臣方に対抗し、最後まで落城しなかったのである。
攻めあぐね焦る石田三成、これを淡々とやりすごす成田長親の対比が面白い。
また、脇役も魅力的で、和田竜の「のぼうの城」より面白かった。

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2016/12/07

ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン

ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
ピーター トライアス 中原 尚哉
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ピーター・トライアス「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン」(新ハヤカワ・SF・シリーズ)を読んだ。

改変歴史もののSFである。
舞台は第二次世界大戦で枢軸国側が勝利した世界のアメリカ西海岸。
主人公のオタクでデブな軍の検閲官石村紅功(べにこ・親が女の子が生まれると思い込んでたので男なのにこの名前)。コンビを組むのが特高警察の槻野昭子。
二人が、アングラで出回るもし第二次世界大戦にアメリカが勝っていたらという反動的ゲーム「USA」の制作者六浦賀将軍を探すというのがメインストーリー。
本の表紙になってる巨大ロボットも出てくるけど、ほとんど活躍場面なし。
作者が描きたかったのは、自由がない思想統制がされた社会のおそろしさだろう。
主人公は複雑な人物としてよく描かれているが、その分感情移入はしにくい。

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